ヨーロッパはどこでも入国審査が簡単で、荷物が出て来るのを待ってから、早速地下の空港駅に下りて行きました、ATMの機械を探しながら歩いたのですが、すぐにSBBスイス国鉄のモダンなカウンターに着いてしまいました、しかし目の前に置いてある機械は、カードの読み取り機のようなので一安心です。
今日は、このままグリンデルワルドまで列車の旅です、半額カード(99CHF)を購入して、空港駅からルツェルン、インターラーケン経由で、2等片道29.9CHFひとり128.9CHF(\11,730)でした、カードの支払いも、チェックの為の通信?に若干掛かったかな、という程度ですぐに完了しました、切符を入れるホルダーをくれたり、接続の時刻表を打ち出してくれたりとサービス満点でした。
プリントされた時刻表は若干の余裕をもったもののようで、今なら一本前の電車に乗れば、事前に調べてきたゴールデンパスに乗れそうだと、ホームに急ぎます、慌てて反対方面の電車に乗りそうになってしまいました、チューリッヒ中央駅は行き止まり式のホームですが、降りた乗客で混雑していて長い事、荷物を転がしながら乗り換えの電車案内を見付けるのに焦ります、きわどい乗り換えになんとか間に合い、ルツェルンからゴールデンパスに乗ることが出来ました。
しかし天気は今ひとつで雲の多い天気です、ルツェルンを出発すると湖の淵を走った後山登りとなります、雲の合間に顔を出す頂と教会の高い塔がスイスを実感させてくれます。
途中からは、数少ない他の乗客が降りていってしまうと、ひと車両貸切状態となってしまいました、季節外れの旅行は、こういう所がのんびり出来て良いですね。
ほどなく山越えも終わり、標高1007mでブリューニック峠の最高地点を越えると、今まで登っていたのが今度は下りとなりました、やがてマイリンゲンに到着です、進行方向が反対になったので座席を変えて、ブリエンツ湖に沿って進むと、天気も少しずつ良くなって青空も見え出しました、しばらく湖に沿って走るとインターラーケン・オストの駅に到着しました。
BOB鉄道(Berner
Oberland Bahnen)に乗り換えですが、乗客の流れに乗って、と思ったらあまり人がいなくて、車掌さんを探したのですが見つからず、前から来た若者に聞いたところ、これが安請け合いで、この列車だから一緒に乗れとホームの反対側の車両に乗り込んでしまいます、再度聞いてみると、他の乗客が違うホームだと言っている、とりあえずお礼を言って、慌てて走ってホームを移動。
出発間際のところを駅員に”グリンデルワルト”と確認すると後ろだと言われ、さらに走って、ようやく息を切らせて乗り換えることが出来ました。
オストを出ると左手に見えるのは滑走路のようです、シェルターだか格納庫だかが見えますが飛行機は見かけません、地図が空白なのはそういう事だったのですね、シーニゲ・プラッテに行くかわいい電車を見かけた後は山あいを右に左にと進んでいきました。