12時間の束縛を我慢した後、着いた所でまず一泊、時差を調整してから、翌日の便でカターニアに入りました。
空港を出て右手の先にバスがあるのを見付けたのですが、何処でチケットを買うのか聞くと、乗客がいろいろ話してくれるのですが、イタリア語はさっぱりです、中には英語で答えてくれるのですが、そちらも部分的にしか分かりません、でもチケットはフリーだと言っているのです、運転手さんが乗ってきたので、聞いてみても要らないようです、何故なのかは分かりませんが。
しばらく走って市内に入ってきたようですが、何処で降りたら良いのか思案していると、分かっている乗客は運転手にいろいろ話し掛けて降りていきます、すると反対側にいた乗客がぶつぶつ言いながら私の後ろの席に移ってきました、途端に臭い匂いがしてきたので浮浪者のようです、たまらずに席を立って運転手の所に行き、ドゥオーモに行きたいと伝えると、後ろの方だと言っているようです、反対方向のようです、お礼を言って降りました、あの浮浪者は、私がドゥオーモに行きたいのを聞いていて教えに来てくれたのかもしれません、このバスに乗るときにすでに席にいましたから、乗るときにドゥオーモに行きたいと聞いていたのを知っていたのでしょう、ありがとうございます。
さて、とりあえずバス通りを反対方向に歩き始めて、バス停まで来たところで、バス待ちをしている年配の人に聞いてみると、ドゥオーモならその先だから歩いて行けばいいよ、みたいな事を言われました、お礼を言って歩きだしました、近くまで行けば塔が見えるだろうと思っていたのですが、どこにも見当たらないのです、大学広場のところで再度歩いている人に聞いてみたら、すぐ先の左側ですよ、と言われました、建物の影になっていて、見えなかったようです、ようやくドゥオーモ広場に行き着きました、ホテルはすぐ脇にありました、やれやれです。
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