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シチリア島からチュニジアを巡る旅 | |||
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パレルモ出港 Palermo - Tunis |
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パレルモの市内は後半にまわす事にして、ここでは、パレルモに着いた日に、下調べに周った港の様子と、チュニスに向かって出港した時の様子を纏めました。
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港の手前がヨットハーバーになっています。
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港の入り口です。
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大きなカーフェリーは、まるで立体駐車場のようです。
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パレルモ出港。 昨日は天気も良かったのですが、今日は曇り空で今にも雨が落ちてきそうです、当初はタクシーで行けばすぐかな、と思っていたのですが、時間もあるし、節約の為もありバスで行くことにしました、先ずは駅までいき、港を通るバスに乗り換えるのですが、駅前のターミナルで、いつまで待ってもバスが来ません、通勤時間帯でもあるようで、別方向のバスは、次々に来るのですが、一緒に待っている人達もだんだんと待ちきれなくなってきた様子です、私も10時の出港予定時間が迫ってきました。 とうとう待ちきれずに、並んでいるタクシーの所に移動しました、おしゃべりをしている、おじさんに話しかけると運転手さんでは無いようです、やって来た運転手さんに聞くと、10ユーロだと言いますが、仕方ないかと乗る事にしました、道路が混んでいます、バスも渋滞に巻き込まれているのでしょう、なんとか港に到着しました。 どこが、グリマルディ社の事務所か分からず、埠頭の真ん中で降ろされて、ここで待つようにと、言う仕草なんですが、船会社の事務所が並んでいるので、自分で近くの事務所に入り、聞いてみると、反対の端の方の建物のようです、荷物を引いて歩きました、近くまで来ると案内している人がいたので、聞いてみると、こちらでは無く、さっきの事務所が並んでいる方だと言います、港の中ってけっこう距離があるのですが、行ったり来たりと何度も往復させられてしまいました、事務所は見付からないので、停泊している船のところに行って聞いてみました、やはり反対の端の方の建物の左側だと、丁寧に説明してくれました、また戻ってくると、先ほど案内していた人が、携帯電話をしながら案内を続けていました、まったくいいかげんな人ですね。 ようやく、グリマルディ社の事務所が見付かり、往復のチケットを買うことができました、隣の税関に行くように言われたので、入っていくと、2人掛かりでカード合わせの真っ最中、隣の係りの人は車の手続きの係りのようです、しかし、こちらも時間がありません、もう出港時間が迫っているのです、遠慮しながら時間が無い、と言ってみても、問題無いと言うだけです、大きな船が2隻も入港したようですから、車の係りの人が手空きになって、手伝ってくれるようですが、私のパスポートを調べても何かが見付からないようです、ようやくパスポートにスタンプを押してくれました、もう出港時間です、慌てて走りはじめました、携帯電話をしながら案内を続けている人を睨みながら、でも遠いこと、ゼイゼイいいながら走りに走って、汗びっしょりになり、出港してしまわないか心配しながらようやく船にたどり着きました。 乗船手続きをして、前の親子についてエレベータに乗りました、レストランに行くようですが、私は甲板に出てみたくて、あっちこっちとうろうろしながら、ようやく甲板に出てきました、曇り空なのが残念ですが、パレルモの街が見えます、大きなクルーズ船が2隻着いていました、大きいと思っていたカーフェリーが小さくみえます、しかし、とうに10時を回っているのに、一向に動き出す気配もありません、どうなっているのでしょう、船の出港時刻って、いいかげんなのでしょうか、一生懸命走ったのは何だったんでしょう。
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フェリー EUROSTAR SALERNO の中央甲板からパレルモの市街。
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Grandi Navi Veloci FANTASTIC
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MSC Cruises ORCHESTRA 89,600 t
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Costa Cruises MAGICA 105,000 t
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ここがメイン埠頭のようで、2隻のクルーズ船が着いています、
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大きいと思っていたカーフェリーが小さく見えます。
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船内の様子です、正面の窓が船首方向です、右手がレストラン
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朝10時出港で夜8時30分到着のスケジュールですから、一日船の中です、でも、片道38.40ユーロと安いのが魅力です、お昼と夕方にレストランが開くので、食べる事には不自由しません、並んでセルフ方式に好きなものを取って最後に会計です、他にバールが開いています、ゲーム機があったり、映画も上映していました。 しばらくはデッキにいたのですが、天気が良くないので少し寒くて、すぐにレストランフロアに戻りました、チュニジアの出入国カードを記入したり、”地球の歩き方、チュニジア編”を読んだり、飽きるとデッキに出てみたりしましたが、時間を持て余してしまいます。 暗くなって夕食も終わって、しばらくすると到着です、街の灯りが見えてきましたが、どんなところか、まったく分かりません、列に並んでパスポートチェックをして、船を降りて埠頭の建物に移動します、税関チェックでは、GPSを持っていないか?何々を持っていないか?聞いてきますが、ノーノーで簡単に終了、ガイドブックに書いてあるようにマネーチェンジで手持ちのユーロをチュニジア・ディナールに換えました、ATMは無いようです、バールを見付けたのでビールを買おうと思ったのですが、これも無いようです、電車の駅への行き方を聞いたのですが、タクシーを勧められました、夜で暗いし、ここはタクシーにして、出口からスロープを降りていきました。 ちょっとした広場に出て来ました、でもタクシーはカラで無いようです、タクシーが来るまでの間、取り仕切っているおじさんにホテルまでの料金を聞いてみても言葉が分かりません、メモ用紙とボールペンを取り出すと90とか書いてきます、ガイドブックに書いてあったように、7〜9、と書いたら、メーターだと言います、それなら良いでしょう、すぐにタクシーがやって来て、荷物を後席に放り込むと、助手席に座らされて、夜道を走りだしました、市内までの道は舗装されていて、街灯も点いていますが周りは真っ暗、海だか池だかの脇を一直線に走ると市内に入ってきました、メイン通りでしょうか、大きなビルもあるようです、車も多く明るいお店が続いています、路面電車のレールのある通りに曲がると、ホテルに着きました。 メーターらしきものは見当らないので、両替した紙幣の中から10ディナールを渡すと、おつりは無いようです、でも、この位ならチップの範囲でしょう、このタクシーのおじさん、市内に入ったところで、車を停めて、いっとき何処かへ姿を消していましたが、何をしていたのでしょうか、タクシー乗り場を取り仕切っていたおじさんが書いてきた90も疑問ですが、外国人には10倍もの値段を吹っ掛けているのでしょうか、気を付けたほうがいいですね、こんなところが先進国になれないところでしょうか。 入り口ドアの前には厳つい人が立ち塞いでいましたが、お客だと分かると、ドアを開けてくれました、フロントは、こうこうと明るく、大音量で音楽が流れていてうるさいです、いかにも地元のホテルといった感じでした、キーを受け取って、ギシギシ音をたてるエレベータで4階に上がると、両側にいくつも部屋が続いていて、私の部屋は、ぐるっと回って裏側になるようです、部屋はダブルで広く、バスタブが付いています、清潔で快適そうですが、全体的に老朽化も感じはじめていますね。
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