ユングフラウ−アレッチュ−ビーチホルン地域の氷河地帯は、2001年世界自然遺産に選定されました。
今日は、エッギスホルンからのアレッチ氷河を見に行きます、フィーシュまでの往復切符9.2CHFを買って、駅前の11番線ホームからFOの列車に乗り込みました、発車すると大きく回り込んで市街を抜けると谷あいを進んで行きます、途中駅のメレルやベッテンでは大きな滑車が見えます、ホームに隣接してロープウエイが在るようですが、我々はもう少し先まで行きます、30分ほどでフィーシュ(1050m)に到着しました。
駅前から少し下った所にロープウエイの駅があります、街中を抜ければ良かったのに標識を見つけて辿って行ったら駐車場に入って行きました、車用の標識だったのですね、エッギスホルンまで往復21.4CHF、麓の町がどんどん遠ざかっていくと、対岸の山々が広がって見えてきます、眼下には今乗ってきたFOの線路が山腹を回り込んでいるのが見えます、途中フィーシャーアルプ(2212m)で乗り換えて一気にエッギスホルン(2869m)まで上りました。
駅を出ると一面の銀世界で太陽が眩しいです、数十歩進んで行くと、見えました、アレッチ氷河が目の前でカーブして流れている様子が、上流のはるか先にはユングフラウ・ヨッホの天文台のドームでしょう、そこから、こちらに向かって一面の白い雪の河が流れてきて、ちょうど目の前でカーブして左手の方に下っていきます、太陽を背にしているのでしっかりと見えます、スキーヤー達も崖の淵に一列になって見入っています。
これは、ぜひご自分の目で御覧になって欲しいと思います、言葉では言い表せないほどの絶景ですから、こちら側アレッチ地区から見るアレッチ氷河が本物だと思います、日本の人はまったく見掛けませんでしたが、ここはこれからの観光の穴場だと思いました。
また、反対側にはローヌ谷を隔てた山々が見えますが、こちらは逆光線になってしまいます、右手の先には、この後行く予定のマッターホルンも顔を覗かせているのが見えますが、こちら方面は、少し靄っています、その手前にもマッターホルンに負けない高い山があります。