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 12月14日(日) 世界遺産の街クヴェトリンブルク市内

 

 クヴェトリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街は、1994年に世界文化遺産に選定されています。

 今日は、かってハンザ都市でもあって、神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世が住んでいた、クヴェトリンブルクに行きます、朝食の後、駅に行くと窓口は閉まっていました、ホームには自動販売機があったのですが操作の仕方がわからず、切符を買わずに列車に乗ってしまいました、車掌さんが来たら買えば良いかと思っていましたが、そのままハルバーシュタットまで着いてしまいました。

 乗り換えになりますが、ホームにあった案内窓口で聞いてみると、このホームの先の列車のようです、切符を買う時間も無く急いで乗り込むと直ぐに発車となりました、ひょっとすると無賃乗車で行けるのかとあらぬ事を考えていたら、隣の車両から女性の車掌さんが来てしまいました。

 すぐに立ち上がって、ヴェルニゲローデからクヴェトリンブルクまで、往復2人、と言ったのですが、通じないようで、何やら言いながら手に持った機械を見せてきます、こちらも言っている事が分からずに往生しました、この手に持っている機械が切符を発行する機械のようですが、なかなか操作してくれません、ドイツ語でまくし立てるのですが、さっぱり分かりません、窓口が開いていなかった、とか、弁解がましい事を一生懸命言ったりして焦りましたが、思い直してみると、最後は、チケットプリーズで、ようやく機械を操作し始めてくれました、切符を持っていなかったので厳しい対応になったのでしょうか。

 一般的に、東の方はルールに対して厳格な感じがします、ベルリンでは、旧東の地下鉄の駅で、切符の買い方を教えてくれた親切なお年寄りが、刻印機に切符を通さないのを見ていて、わざわざ教えに来てくれました、昨日も、駅前の広い直線道路で、信号が赤なんですが、車が全く見えないので横断歩道を渡っていたら、通り掛かりの人からブーイングを受けてしまいました。

 そんなこんなで、何とかクヴェトリンブルクに到着しました、太陽が出ていて天気も良さそうです、日曜日のせいか静かな街の様子です、寄り道をしながらメイン通りを歩いて行くと、市庁舎前のマルクトに近くなるにつれて賑やかになってきました。

 

 

市庁舎前

 

 

 

 メイン通りの町並みは綺麗ですが、ひとつ横の通りに入ると、古い木組みの家も波うっていたり傾いたりしています、手入れが入らないような家の屋根からは瓦が音をたてて落ちてきました、当ったら大変です、こんなところが旧東なのでしょうか、ベルリン以来結構いろいろな処で旧西と旧東の格差が感じられました。

 空が暗くなってきて雨が降ったりしています、この後城山まで行ったのですが、城博物館には入ったものの、セルヴァティウス教会に入らずに戻ってきてしまいました、失敗です。

 帰りがけに、ブラウハウス・リュッデに入って、ビールを飲んで昼食にしました、広い店内にはビール釜が置かれていて雰囲気が出ています、大勢の観光客で賑わっていましたが、中に日本人と思われる母娘の親子連れを見掛けました、こんな所で珍しい。

 

 

 

 

 Brauhaus Ludde

 ブラウハウス リュッデの看板

 

 食事の後は、再度街中に戻って、市庁舎裏の教会をのぞいてから、駅に向かって歩き始めました、この頃には又青空も見え出して、太陽が射し込んできました。

 

 

 

 

 

 

 

 駅に戻ると、ホームには夕陽を受けて一両だけの古い772型レールバスが停まっていました。

 ハルバーシュタットでの乗換えはハノーファー行きだからか大勢の人が乗り換えていました、ホームの時計では3時を回ったところですが夕陽が沈みかけています、暗くなるのが早いですね、ヴェルニゲローデまで戻ってくると、もう暗くなってきて、ホームの横にはたくさんの時刻表が置かれています、今日からダイヤ改正でした。

 

 

 駅近くのロータリーで。

  最初、駅かと思ったのですが、
 廃墟のような建物です、夕陽を浴びて
 入ってきた車は、日産サニー。

ハルバーシュタットで乗り換えです。 

 


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